子宮頸(けい)がん予防ワクチンー日英の違い
日本では、2023年4月から、
新型HPVワクチンである
'シルガード9'も定期接種の対象として、
公費で受けられるようになりました。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、
31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、
子宮頸がんの原因の80~90%を予防できます。
投与方法は、一定の間隔をあけて、
同じワクチンを合計2回(15歳までに開始の場合)
または3回接種(15歳になってから開始の場合)します。
当院でも、同じHPVワクチンであるガーダシル9を接種可能です。
英国での接種方法は、
25才以下の場合、1回のみの接種で十分とされています。
25才以上の場合には、2回接種となります。
日英で若干の違いはありますが、
どちらも高い子宮頸がん予防効果を期待できます。