NHSで出産する予定ですが、足りない検査をお願いできますか?
NHSで出産する予定でも、日本式の検査を希望されて来院される方が多くいらっしゃいます。
今回は、NHSでは原則行いませんが、日本ではよく行われる検査をご紹介します。
【妊娠10週ころ】
● 膣分泌物培養、クラミジア検査
流産や早産の原因になりうる微生物の検査です。
● 子宮頚部細胞診
子宮頚がんの検査です。
【妊娠12週ころ】
● 風疹抗体
● 成人T細胞性白血病ウイルス抗体
● C型肝炎抗体
● 血糖検査
いずれも血液検査です。
【妊娠中期】
● 糖負荷試験
低リスクと判断されると、NHSで行われないことがあります。
● 子宮頚管長
超音波検査で、早産リスクを判断します。
【妊娠後期】
● B群溶連菌検査
赤ちゃんの感染のリスクとなる細菌を、おりもの検査で調べます。
このように羅列しますと、日本式の管理は手厚いと実感します。