排卵を予測するには、どうしたらいいですか?(1)
自分で排卵を確認できる簡便な方法は、基礎体温測定です。
市販されている婦人体温計
(Basal Body Thermometer, Ovulation Basal Thermometer)
をご利用できます。
表示が、36.54℃などと、通常より下一桁多い体温計です。
毎日、起床時、布団から出る前に口内で測定します。
なるべく同一時刻に測定することが望ましいとされています。
通常、月経周期の前半は低温相で、後半は高温相となります。
中間の低温最終日から高温相初日頃が排卵期となります。
時に、階段状に日数をかけて体温が上がっていくことがありますが、
この場合は、排卵の予測が難しいことになります。
また、低温相のみで高温相がない場合、無排卵と判断されます。
基礎体温測定は、後から振り返って排卵日を同定できる簡便でよい方法ですが、
排卵日の事前予測は難しいことが欠点となります。
次回は、市販の排卵チェッカーのお話です。