プライベート病院での円錐切除術 (1)
コルポスコピー検査で、中等度以上の異常が認められた場合、
円錐切除 (Cone Biopsy, Conization) という手術が必要となります。
子宮頸部の一部を円錐状もしくはコイン状に切除する手術です。
子宮卵巣は温存されますので、将来妊娠分娩は可能です。
イギリスでは、病変の拡がりにより、
ループ切除 (LLETZ, Loop Excision)
レーザー切除 (Laser cone biopsy)
ニードル切除 (Needle cone biopsy)
などが選択されます。
いずれも、局所麻酔+静脈麻酔 (Light Anaesthesia)で日帰り手術となります。
ループ切除の場合、局所麻酔のみで外来手術も可能です。
手術前は、6時間以上飲食を控えていただく必要があります。
手術時間は、10-20分程度で、術後、意識がはっきりすれば
退院可能ですが、少しふらつくことがありますので、
どなたかに付き添っていただきご帰宅されるとよいでしょう。
合併症などについては、次回おはなしいたします。