仁(ひと)くちコラム


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2013年9月 2日 (月)

プライベート病院での円錐切除術 (1)

コルポスコピー検査で、中等度以上の異常が認められた場合、

円錐切除 (Cone Biopsy, Conization) という手術が必要となります。

子宮頸部の一部を円錐状もしくはコイン状に切除する手術です。

子宮卵巣は温存されますので、将来妊娠分娩は可能です。

 

 

イギリスでは、病変の拡がりにより、

ループ切除 (LLETZ, Loop Excision)

レーザー切除 (Laser cone biopsy)

ニードル切除 (Needle cone biopsy)

などが選択されます。

いずれも、局所麻酔+静脈麻酔 (Light Anaesthesia)で日帰り手術となります。

ループ切除の場合、局所麻酔のみで外来手術も可能です。

手術前は、6時間以上飲食を控えていただく必要があります。

手術時間は、10-20分程度で、術後、意識がはっきりすれば

退院可能ですが、少しふらつくことがありますので、

どなたかに付き添っていただきご帰宅されるとよいでしょう。

合併症などについては、次回おはなしいたします。

 


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