タイミング法をしたいのですが、、、(1)
タイミング法とは、最も妊娠しやすいタイミングに性交渉を行う方法です。
排卵誘発剤などの薬物を使用しませんので、自然妊娠の一つと考えることができます。
身体的にも経済的にも負担の少ない不妊治療のファーストチョイスとなります。
精子は、女性の体内で数日(長い方で1週間)生存できますが、
卵子は排卵後1日程度しか受精能を保てません。
このため、妊娠のためには排卵日近くの性交渉が必要なことになります。
排卵日には個人差があり、予測は難しいのが現実です。
月経周期が28日周期の方の場合、
生理が始まった日から約2週間後に排卵が起こると考えます。
月経の始まった日を1日目として数え、14日目頃が排卵日になります。
35日周期の方の場合、21日目頃が排卵日となります。
月経周期の日数から14日を差し引いた日数が、予測排卵日と計算します。
(32日周期であれば、32-14=18となり、18日目頃が排卵日です。)
ただし、月経周期が不順の場合は、計算による予測が困難となります。
そのような場合には、
排卵日検査薬や卵胞チェック(エコー検査)を利用した
タイミング法がより必要になります。
この方法については、次回、お話ししたいと思います。