英国・グリーン通信


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2019年8月10日 (土)

溶血連鎖球菌(溶連菌)感染症について

溶連菌感染症と聞くと、唾も飲めなくなるほど喉が痛くなる咽頭炎を想像されることが多いと思いますが、溶連菌(A群溶血性連鎖球菌)は、菌の侵入部位によって様々な症状を引き起こします。最も多い急性咽頭炎の他にも、上気道炎、急性胃腸炎、膿痂疹(とびひ)、蜂巣織炎、猩紅熱(Scarlet fever)、中耳炎、肺炎、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎などがあります。また、菌の直接の作用ではなく、感染後の免疫学的機序を介して、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすこともあります。

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