仁(ひと)くちコラム


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2013年4月29日 (月)

ピルのお話 (2)

ピルは、非常に有効な避妊法ですが、他にも身体によい副効果が知られています。

副効果

ピルを服用することにより、生理が順調になり、また、量も少なく痛みも軽くなることが多いようです。
生理前の様々な症状(月経前症候群)が、軽減されることがあります。
卵巣がん、子宮体がん、大腸がんの発症リスクが低くなります。

副作用

副作用は、それほど多くはありません。
時に、吐き気、頭痛、乳房痛などを経験することがありますが、数日から数週間以内に収まることが一般的です。
もし、症状が長期にわたる場合には、ピルの種類を変えることも可能です。
稀な副作用として、疲労感、性欲の変化、皮膚症状、情緒変化などがあります。
なお、最近のピルは、体重増加の副作用は証明されていません。
また、血圧が上昇することがありますので、半年毎に血圧を計測するとよろしいでしょう。
重い副作用として、稀ですが、血栓症が知られています。
特に、ピル内服から1年以内はより注意が必要です。
妊娠時よりは、リスクは低いといわれています。

副作用や副効果を理解し、ピルをご使用いただくことが 肝要です。


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