仁(ひと)くちコラム


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2013年5月 7日 (火)

ピルのお話 (3)

ピルは誰でも使用することができるのでしょうか?

適正な体重を保ち、健康で、喫煙をせず、医学的な理由(肝炎や乳がんなど)がなければ、
ピルを使用することが可能です。

しかし、血栓症のリスクがある場合は、ピルの服用は望ましくないことがあります。
具体的には、以下の項目のうち2つ以上を満たす場合には、ピルの使用は控えた方がよいでしょう。

・ 45歳以下で血栓症を経験した近い家族(母親や姉など)がいる場合。
・ Body Mass Index (BMI: 体重(kg) / 身長(m) x 身長(m) ) が30 kg/m2を超える場合
 (もし、39以上の場合には、本項目一つでピル服用不可になります。)
・ 長期間に渡り、運動が制限されている場合(特に下肢)
・ 過去に浅在性の血管炎を発症していた場合(血管周囲の皮膚が赤く変化したり、痛みを伴ったりします)

また、授乳中にピルを服用すると、母乳の量が減りますので、一般的には使用しません。


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