プライベート病院でのコルポスコピー検査(1)
子宮頚部細胞診で異常を認めた場合、
コルポスコピーという精密検査が必要になることがあります。
子宮頚部の異常の有無を確認する拡大鏡検査です。
某プライベート病院におけるコルポスコピー検査について
お話したいと思います。
まず、病院のレセプションで登録手続きをします。
この時、予約確認表とクレジットカードをご持参いただきます。
おおよそ、20分程度かかります。
準備が整いますと、担当スタッフが担当医師のコンサルテーションルームへ案内してくれます。
簡単な挨拶のあと、紹介状の内容を中心に問診があります。
その後、診察室に案内されます。
診察台に上がり、子宮頚部細胞診検査のときと同様に膣鏡が挿入されます。
続いて、異常な部分を鮮明にするための透明な溶液を子宮頚部に塗布し、
子宮頚部を観察します。
同様に、茶色の溶液を使用し、観察します。
これらの溶液を使用するときに、しみるような感覚があります。
大きな異常がなければ、検査は終了となります。
疑わしい病変がある場合は、組織診を行います。
具体的には、歯医者さんで使用するような細い針で局所麻酔薬を注入し、
疑わしい箇所を、数mmの塊として切除します。
通常、痛みは軽度です。
出血がある場合には、化学薬品を使用して止血を図ります。
止血を確認して検査は、終了となります。
検査後の注意事項等は、次回お話したいと思います。