仁(ひと)くちコラム


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2013年8月19日 (月)

プライベート病院でのコルポスコピー検査(1)

子宮頚部細胞診で異常を認めた場合、

コルポスコピーという精密検査が必要になることがあります。

子宮頚部の異常の有無を確認する拡大鏡検査です。

某プライベート病院におけるコルポスコピー検査について

お話したいと思います。

 

まず、病院のレセプションで登録手続きをします。

この時、予約確認表とクレジットカードをご持参いただきます。

おおよそ、20分程度かかります。

準備が整いますと、担当スタッフが担当医師のコンサルテーションルームへ案内してくれます。

簡単な挨拶のあと、紹介状の内容を中心に問診があります。

その後、診察室に案内されます。

診察台に上がり、子宮頚部細胞診検査のときと同様に膣鏡が挿入されます。

続いて、異常な部分を鮮明にするための透明な溶液を子宮頚部に塗布し、

子宮頚部を観察します。

同様に、茶色の溶液を使用し、観察します。

これらの溶液を使用するときに、しみるような感覚があります。

大きな異常がなければ、検査は終了となります。

疑わしい病変がある場合は、組織診を行います。

具体的には、歯医者さんで使用するような細い針で局所麻酔薬を注入し、

疑わしい箇所を、数mmの塊として切除します。

通常、痛みは軽度です。

出血がある場合には、化学薬品を使用して止血を図ります。

止血を確認して検査は、終了となります。

検査後の注意事項等は、次回お話したいと思います。

 


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