仁(ひと)くちコラム


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2021年12月20日 (月)

子宮頚癌予防ワクチン

先日、厚生労働省の検討部会は、
子宮頸(けい)がん予防ワクチンである
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、
「積極的勧奨」の再開を了承しました。

これにより、日本でもHPVワクチンの接種がすすむと期待されています。

当院では、以前より、新しいHPVワクチンを利用できます。
新型HPVワクチンであるガーダシル9(日本名シルガード9)は、
従来のHPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型および58型を予防でき、
子宮頸癌を最大90%まで予防できるようになりました。

有害事象(副作用)としては、
接種部位の軽度から中等度の痛み、腫れ、発赤、かゆみのほかに、
頭痛、発熱、悪心、めまい、倦怠感などがあります。

具体的な接種方法は、15才以上の方の場合、初回、2ヶ月および6ヶ月後の計3回、
筋肉注射(上腕)となります。

当クリニックでの費用は、3回接種で1200ポンド弱となっております。

高価ではありますが、これにより子宮頸がんの90%が予防できるのであれば、
価値ある予防ワクチンであると考えています。


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