子宮頚癌予防ワクチン
先日、厚生労働省の検討部会は、
子宮頸(けい)がん予防ワクチンである
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、
「積極的勧奨」の再開を了承しました。
これにより、日本でもHPVワクチンの接種がすすむと期待されています。
当院では、以前より、新しいHPVワクチンを利用できます。
新型HPVワクチンであるガーダシル9(日本名シルガード9)は、
従来のHPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型および58型を予防でき、
子宮頸癌を最大90%まで予防できるようになりました。
有害事象(副作用)としては、
接種部位の軽度から中等度の痛み、腫れ、発赤、かゆみのほかに、
頭痛、発熱、悪心、めまい、倦怠感などがあります。
具体的な接種方法は、15才以上の方の場合、初回、2ヶ月および6ヶ月後の計3回、
筋肉注射(上腕)となります。
当クリニックでの費用は、3回接種で1200ポンド弱となっております。
高価ではありますが、これにより子宮頸がんの90%が予防できるのであれば、
価値ある予防ワクチンであると考えています。