膀胱炎のお話
今回は、若い女性におきやすい急性の膀胱炎のお話です。
膀胱内に細菌(大腸菌やブドウ球菌など)が侵入・繁殖することが主な原因です。
膀胱炎の症状としては、排尿後が痛みがある、尿が濁ったり血がまじる、尿が残った感じがする、尿の回数が多くなるなどです。
悪寒と一緒に高熱が出たり腰痛がある場合は、炎症が腎臓に波及し腎盂腎炎になっていることがあります。
【原因】
尿道からの細菌感染が原因です。
風邪をひいたり、疲れているときなど、抵抗力が弱くなった場合に感染しやすくなります。
特に女性は、尿道が男性に比べて短いため、発病しやすいと言われています。
【予防対策】
1. ストレスや過労、過激なダイ エットを避け、風邪は早く治すなど良好な健康状態を保つ。
2. バランスの摂れた食事を心がける。
3. トイレを我慢しない。
4. 水分を多めにとって、なるべくトイレに行く。
5. 生理用ナプキンやおりものシートは、3時間以内に変える。
6. 下半身を冷やさない。
7. 性交渉時も含め外陰部を清潔に保ち、排便のときは前から後ろにふく。
それでも、膀胱炎にかかってしまったら、早めに抗生剤を処方してもらうとよいでしょう。
ただし、抗生剤使用後には、カンジダ症になりやすくなりますので留意してください。