仁(ひと)くちコラム


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2013年3月11日 (月)

子宮頚がん予防ワクチン (1)

子宮頚がん予防ワクチンであるHPVワクチンが、2008年9月、英国に導入されました。

サーバリックス (Cervarix) という名のワクチンにより、子宮頚がん発症にかかわるHPV16および18型による感染を99%予防可能となりました。
これにより、子宮頚がんの約70%が予防できるようになりました。
2012年9月からは、サーバリックスに代わり、ガーダシル (Gardasil) というワクチンが、イギリス国内で使われるようになりました。
ガーダシルは、HPV16および18型に加え、尖圭コンジローマという良性のイボに関連するHPV6および11型感染も99%予防できるといわれています。
両ワクチン共に、少なくとも6年は有効とされていますが、長期的な効果は現在確認中です。
具体的な投与方法や副作用などは、次回のコラムに記したいと思います。


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