妊娠中に、運動してもいいですか?(2)
妊娠中も、妊娠していない時と同様に、有酸素運動と筋力増強運動の両方を行うとよいとされています。
•有酸素運動とは、心肺機能を高める運動です。
ウォーキング、ジョギング、水泳、ダンスなどがこれにあたります。
日常生活においても有酸素運動となるものがあります。
ハードな家事、階段の上り下り、ガーデニングなどです。
•筋力増強運動の例としては、階段を上る、丘を歩いて登る、買い物を運ぶ、ウエイトトレーニング、ヨガなどがあります。
一方、妊娠中、避けた方がよい運動もあります。
•妊娠16週以降は、仰向けになって運動するのは避けましょう。
大きくなった子宮が血管を圧迫することにより、気持ちが悪くなったり、気を失ったりすることがあります。
•スキューバダイビングは、赤ちゃんの血管に空気が詰まる危険性がありますので、避けましょう。
•乗馬、スキー、アイスホッケー、サイクリング、体操競技などは、転倒の恐れがありますので好ましくないようです。
•スカッシュ、柔道、ボクシングなどは、お腹を強打する可能性があります。
運動前には、ウォームアップ、運動後には、クールダウンすることも、お忘れなく。
なお、運動により、出血したり、お腹が張るようなときには、無理をなさらないでください。