仁(ひと)くちコラム


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2018年7月26日 (木)

ダウン症の検査を、受けられますか?

英国では、ほとんどの妊婦さんに対して、ダウン症のスクリーニング検査が行われています。
当クリニックでも、英国方式に則り、同検査をお受けいただけます。

具体的には、妊娠11-13週に、超音波検査で赤ちゃんの頸のむくみを計測いたします。
頸のむくみが明らかな場合、ダウン症などの染色体異常の確率が高くなると言われています。
頸のむくみの検査に加えて、血液検査を行い、ダウン症の確率を計算いたします。
Combined testと呼ばれており、同時に、他2種類の染色体異常の確率も計算されます。
本検査は、日本では、まだ一般的ではありません。

また、妊娠15-21週に別の血液検査(クアトロ検査)で、確率を計算する方法もあります。
本検査の場合は、先述のCombined testよりも、若干、精度が劣るといわれています。

なお、さらに精度が高く妊娠10週からお受けいただける新型出生前診断(NIPT検査)は、
ご紹介となります(血液検査、£500程度)。

より確実な検査として、妊娠16週以降に羊水検査を行うことがあります(紹介、£500程度)。
ただし、0.5-1%程度の確率で流産することがあります。
また、妊娠11-15週頃に、絨毛検査を行うこともできます(紹介、£500程度)。
この場合、流産率は1-2%程度です。

様々な検査がありますので、選択に迷うこともあるかと思います。
そのようなときには、担当医にご相談ください。


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