英国・グリーン通信


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2012年6月27日 (水)

イギリスの医療

Q1;イギリスの医療について教えて下さい

A1;イギリスの公的医療制度NHS(National Health Service)は救急外来(A&E)を含む病院と家庭医診療所(GP Practice;General practitioner)に分けられます。救急の場合は急に具合が悪くなり倒れた、比較的大きなけがをしたなど手術や緊急入院が必要となるような場合の利用になりますが、大半の方は望みどおりの治療を受けられています。

しかし、「念のため診てもらおう」程度の症状で受診すると、重症度により診療の順番を決めることが多いため、長く待った後に、アドバイスのみで診察終了などといった、期待にそぐわない対応に終わってしまうこともあるようです。

一次医療を担うGP Surgery(家庭医)は、在住地域、担当医師によって、その評価に関する利用者の声は異なります。当日の申し込みであっても、診察を受け入れてくれることもありますが、急病にも関わらず4-5日先の診療予約になることもあるようです。NHS専門医への受診はGPからの紹介が不可欠です。

利用者の都合で専門医を受診することができないのは、日本と決定的に異なる仕組みです。病状により紹介受診までのスピードに差が出てくるのは事実です。NHSやGP Practiceでは、全ての医療サービスが無料で提供され、歴史的および世界的にみて最も合理的な医療制度と評価されることもありますが、初めてもしくは急な病気の際にご利用になる患者さんの立場からみると、近接性や利便性といった面で、不便な点に苦労されることもあるようです。そこで、私達は、日本人の皆様が親しみ慣れた「日本スタイル」の医療と英国国営医療(NHS)の間に感じられるギャップを補足できるよう、いかなる症状に対しても対応できる、プライベートGP(民間GP)による診療体制を提供させて頂いております。


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