英国・グリーン通信


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2012年6月27日 (水)

イギリスにおける花粉症

Q2;イギリスにも花粉症はありますか?渡英して以来、すっかり花粉症の症状がなくなったのですが

A2;英国の花粉症は、おおまかに3月から8月が牧草、1月から4月が樹木、秋は雑草、カビ、きのこの胞子などがおもな原因といわれています。花粉などが飛散する期間、「はな」、「め」、「のど」などに、不快な症状をもたらします。

アレルギー反応とは、花粉など、本来は強く排除する必要のない異物に対して、過剰な免疫応答による拒否反応が起こり、自分自身の組織に対して有害な作用を及ぼす状態です。日本における花粉症の多くはスギ花粉症ですが、英国ではスギの花粉はまれです。治療は原因物質を避けるのがもっとも効果的ですが、実際には困難であるため、点鼻、点眼などの外用剤、あるいは内服薬といった薬物療法が主流となっています。


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