英国・グリーン通信


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2012年11月 5日 (月)

尿路感染を予防するには?

尿路感染症は尿路である腎臓や尿管、膀胱、尿道などに細菌などが感染し、炎症を起こした状態です。女性は尿道が男性より短いため感染しやすく、小児・高齢者など、比較的体力のない方でも感染が起こることがあります。症状は排尿時痛・残尿感・頻尿、ときにには血尿などです。治療は水分を十分にとり、必要な場合は抗生物質を内服をします。

以前より民間療法でクランベリー含有製品は尿路感染症予防に使用されてきました。これは、クランベリーがキナ酸という有機酸を含んでおり、尿を酸性化するため細菌の繁殖を防いでいます。また、プロアントシアニジンという有効成分がが尿路への細菌の付着を防ぐ働きをして相乗効果で感染を食い止めるといわれています。

国立台湾大学と同大学病院(ともに台北)のChih-Hung Wang博士らは,2011年11月までに発表された研究(クランベリー含有食品と偽薬か他の比較食品とで、尿路感染症の予防効果を比較した無作為対象化試験)を比較した13件の研究を分析。この結果、クランベリー含有食品またはサプリメントを摂取する人(特に女性、小児、高齢者)は、摂取しない人々と比べ、尿路感染症のリスクが 38 パーセント低くなると示しました。同博士は「クランベリー含有製品の摂取は、一部の集団において尿路感染を予防する可能性があることが示唆された」と述べています。

再発を繰り返すような方はクランベリー含有食品を普段から摂取するのもいいかもしれませんね。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22777630


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