急性腸炎という病気
一般的に「腸」といえば、十二指腸、小腸、大腸を含めた呼び方です。小腸には空腸、回腸という区別があり、大腸には虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸という区別があります。厳密にはこれらの区分に「炎症」の「炎」をつけたものが正式な病名となります。これらの細かい区分をまとめて「腸炎」とし、ここに急性や慢性という時間的な分類をあわせて、「急性腸炎」と呼んでいます。
一般的に「腸」といえば、十二指腸、小腸、大腸を含めた呼び方です。小腸には空腸、回腸という区別があり、大腸には虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸という区別があります。厳密にはこれらの区分に「炎症」の「炎」をつけたものが正式な病名となります。これらの細かい区分をまとめて「腸炎」とし、ここに急性や慢性という時間的な分類をあわせて、「急性腸炎」と呼んでいます。
今年もインフルエンザワクチンを接種する時期となりました。
2013年は、イギリスにおけるインフルエンザワクチン接種の公的制度に2つの変更が加わります。
海外のお薬と聞いて、「強そう」とか「飲むのは何だか心配」と考える人は決して少なく無いと思われます。しかし世界各国、人種差はありますが、かかる病気は基本的に同じですので、使われる薬の主成分は同じです。
皆さんはヘリコバクターピロリ感染という感染症を知っていますか。ピロリ菌は胃の粘膜を好んで住みつき、有害物質を産生し、胃粘膜に影響を与え、結果胃潰瘍・十二指腸潰瘍、慢性胃炎萎縮性胃炎、胃癌、胃リンパ腫を発生させるといわれています。このピロリ菌は除菌療法といって、お薬で治すことができますが、いままでの日本の保険適応では慢性胃炎は除菌の適応ではありませんでした。適応にするかどうかは長い間医療の現場では論争となっていました。
日本では2011年から風疹の報告数が増え、今年は第12週の時点で2012年1年間の報告数を上回っています。風疹は三日ばしかともいわれ、発熱、発疹が出現し、リンパ節が腫れるのが典型的な症状です。子供の病気という印象があるかもしれませんが、今は10代後半から50代前半の男性や10代後半から30代前半の女性が多くなっています。
寒い時期が長く続いていましたが、最近ようやく少し暖かい日が増えてきていますね。クロッカスや水仙もちらほら咲き始め、春の兆しを感じられるようになってきました。うれしい半面、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど花粉症の症状に悩まされ始める方も少なくないでしょう。
「日本で予防接種を開始したのですが、続きをイギリスで接種出来ますか?このような質問をたくさん頂きます。
当院におけるワクチンは小児の定期予防接種、また海外への旅行や赴任に伴って接種される旅行ワクチンに大別されますが、どのような点が日本とイギリスで違うのか?また、渡英前にどのような点に気をつけて準備をしておくと良いのか?などについて大まかにお知らせ致します。
乳がん検診を受ける際に、マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査のどちらを受けたほうがよいか迷われる方は多いかと思います。今回はこの二つの検査の違いについて簡単にお知らせしましょう。
この冬、日本ではノロウイルスが猛威を振るっていることはご存知の通りです。英国健康保護局の報告によれば、イギリスでの流行はひと段落していますが、ノロウイルス感染症の基本情報に関し、お知らせ致します。